人と眠ること

まんまなんだけど人と眠ることはひどく愛おしくひどく疲れる行為だと思ってる

隣に人がいることは当たり前に自分だけではないということだし 安心もする

だけどそれと同時に気づかないうちに気を遣っていて疲れる 休むために眠っているのに目覚めるとひどく疲れていることがどきどきある

恋人でも友達でも、誰かと眠るとき自分が先に眠れることはあまりなくて眠っている人の隣に滑り込むようにして眠る 同じベッドで寝ようとするから疲れるとわかっていてもなるべくくっつきたいし、それにわたしの部屋に他に布団がないから仕方がない

人と眠る 意識の共有 冷たい足 静かな寝息 ゆるゆると眠りに入る前に手を繋ぐ 小さく丸まって毛布の端を掴むと安心する

わたしの眠りはわたしの永遠だと思う

朝が来て永遠はアラームの音によってあっさり打ち砕かれるのだけれど